『 霊園 』と『 寺院 』って どう違うの ?

 

こんにちは。庄村昌子の押し花ギフトショップ の 山内真実 です。

 

最近、お墓 にどんな 文字 を入れようかな~というお話を聞いたりします。

つい最近まで、お墓に入れる文字は、「○○家」とか「○○家の墓」などの文字だけだと思っていましたが、

最近では、墓石に刻む文字 に変化が起きているみたいですね。

 

 

「○○家」とかではなくて、「愛」・「絆」・「感謝」など、

墓石に 自由な文字を入れる 方が増えてきているそうなのです。

 

 

そこで、今日は、お墓にいれる文字について 掘り下げてみようと思います!!

分かっているようで、あんまりよく知らない お墓事情 についてお届け致します。

 

 

まず、お墓の種類 からみてみます。

 

 

お墓には『 和型墓石 』『 洋型墓石 』の 2種類 があります。

 

『 和型墓石 』というのは、江戸時代から伝わる最も スタンダードな墓石 の スタイル で、墓石には『○○家の墓』『○○家』と刻まれるのが 一般的 です。

 

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そして、もう1つの

『 洋型墓石 』。

 

近年、お墓の形 として 定着してきているもの で、自由に文字を刻む ことができ、墓石彫刻 の 自由度 も高く、その家族ならではの 個性的な お墓 がつくれるスタイルです。

最近増えている自由に文字を刻むスタイルというのが、この『 洋型墓石 』ですね。。

 

 

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お値段 を調べてみると、お 値段 は特に変わりはないようですね。

 

 

では、この『 洋型墓石 』は、どこのお墓でも 建てられる ものなのでしょうか?

そもそも、お墓を建てる といっても、『 霊園 』とか『 お寺 ?』とかいろいろあるようですが、何がどう違うのでしょうか??

 

 

まず、お墓を建てる場所 の 種類 は大きく分けて2種類。

 

『 霊園 』と 『 寺院 』の2種類です。

 

『 霊園 』というのは、どこの寺院にも属していない 墓地 の事です。

 

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『 霊園 』には 各 自治体 が運営している『公営墓地』と、民間業者が運営している『民間墓地』があり、

 

『 公営墓地 』は 競争率 が高く、用意に求めることができませんが、『 民間墓地 』は年々増えてきていて、公営墓地 よりは 入りやすく なっています。

 

どちらも、お墓として必要になる機能は、すべて揃っていますが、

法事 などを行う場合、場所の選択 や 読経 を行う 僧侶 の 依頼 は、自分で一から行わなければいけません。

 

また、霊園 では 檀家制度 (寺院が檀家の葬祭供養を独占的に執り行なうことを条件に結ばれた、寺と檀家の関係)はありませんが、代わりに 墓地 を 永代 にわたって 使用する権利費 である「 永代使用権料 」を支払います。

 

『 霊園 』の メリット としては、広々とした場所が多いことや、宗旨・宗派は問わない こと、檀家のように義務を負う必要がないことがあげられます。

 

デメリットとしては、民営墓地 の 霊園 では、営利事業 のため、経営状況 が 悪化 することで お墓の永続性 が 失われる 点があげられます。

 

 

 

 

次は『 寺院 』について見てみましょう。

 

『 寺院 』『 霊園 』の大きな 違い は、檀家制度 の 有無 といえます。

 

『寺院』を選択する場合には、そのお寺の檀家に ならなければ、お墓を建てる ことはできません。

また、檀家制度は、墓地取得の権利 であると同時に、お寺の護持義務 を負うことになります。

 

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つまり、お寺の支援者 となり 寄付 や 修繕費 を 檀家同士 で 出し合う など、お寺の経営 を支えていくことになります。

 

霊園にはない義務 を負うことになりますが、法要を一箇所で行えるなど、法事 の際の便宜がいい、

手厚い供養 をしてもらえる、交通の便がいい などの 理由 で 大変 人気の高い墓地 なのです。

 

しかし、宗旨・宗派に関しては他の墓地より厳しいため、

仏教以外の信徒だと、墓地取得が難しいなどの デメリット もあります。

 

 

 

う~ん。どちらも いい点、悪い点 ありますね。。

 

 

 

最近増えてきている『 洋型墓石 』は、寺院 でも見かけるところはあるようですが、

やはり、宗派などの自由度が高い、民営の霊園 で立てる方が多いようですね。

 

 

現在、首都圏で新たにつくられる墓石の3~4割は『 洋型墓石 』だと言われています。

その背景には、「核家族化」や「墓地不足」などがあるようですね。

 

 

○背景1:→核家族

子供が娘だけで全員 嫁に行った場合 、○○家ではないと、不都合 が起こってきてしまう。

そこで 残された家族 の個性や故人への思いを反映したお墓の建立が目立つようになってきた。

 

○背景2:墓地不足

お寺の墓地に埋葬するためには、お寺の檀家にならなければならない。

しかし、核家族化が定着した日本では、既に檀家のシステムから外れてしまっている人が多い。一度、檀家になれば、お寺の改修費用 や、お布施 が 徴収される こともあり、こうした事に 抵抗を感じる 人が増えてきたため、宗教 とは関係なく 埋葬 できる 共同墓地 ( 霊園 )に人気が集まり、文字を刻む 流行りはそこでの現象の様です。

 

 

このように、お墓に刻む文字の変化には、”流行り”というよりは、

時代の変化が大きく影響してきている様です。

 

 

昔ながらの『和型墓石』で『○○家』というのも素敵ですが、

先代の言葉が入った『洋型墓石』もまた素敵ですね。

 

 

 

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今日も読んで頂きまして、ありがとうございました。